10/21(土) 東京 芝1600 サラ3歳上オープン (国際)(指定)別定
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◎ 1番 サトノアレス○ 5番 ペルシアンナイト▲ 15番 イスラボニータ☆ 6番 エアスピネル△ 2番 レッドアンシェル△ 4番 ガリバルディ△ 11番 グランシルク
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 マイルチャンピオンシップへの前哨戦として、1着馬には優先出走権が与えられる。2011年のエイシンアポロンと2014年のダノンシャークは、富士SをステップにマイルCSを勝利しており、かつて本番ではほとんど用無しとされていた頃を思えば、重要度が格段に高まった。 リアルインパクト、ロゴタイプ、イスラボニータというG1勝ちのあるビッグネームが毎年のように登場するようになったのと反比例して、頭数が集まりにくくなったことも事実だ。昨年までの4年間は続けてフルゲート割れして、今年も特別登録の段階で15頭。その影響で、レースの質も以前とは変わってきた。 1.瞬発力勝負で軽量馬有利 スピードタイプが翌週のスワンSに向かうこともあってペースが緩みやすく、最近ではレース上がりの3Fが34秒前後で推移している。スローの瞬発力勝負は斤量が軽い馬に有利になるのが大原則だ。といっても牝馬は前週の府中牝馬Sに回ることが多く、ほとんどは3歳馬ということになる。過去10年このレースで最多の4勝を挙げているのが3歳馬で、レース上がりが速くなった近年では6年で3勝と良績が集中している。 2.中距離からの距離短縮組も互角 昨年などは良馬場で決着時計が1分34秒台だったように、この時期のマイル戦にしては時計勝負になりにくいのが特徴。マイル戦の流れに慣れていることはそれほど重要ではなく、一昨年は皐月賞以来の臨戦だったダノンプラチナが勝利しているし、2014年はセントライト記念から臨んだステファノスが勝利。中距離のゆったりした流れに慣れた馬でも問題なく勝負になる。 3.なにはともあれディープインパクト このレースに出走したディープインパクト産駒の全成績は[3-3-1-5]。半数が連対する驚異的な数字を残している。先々週の毎日王冠で上位3頭を独占したことからもわかるように、スローのワンターン戦はディープインパクト産駒がもっとも得意とする条件である。内容を精査すると、一昨年の勝ち馬ダノンプラチナは4番人気で、2013年の2着馬リアルインパクトは9番人気だったから、けっして人気馬だけで数字を稼いでいるわけではない。 安田記念で1、2番人気に支持されたイスラボニータ、エアスピネル、皐月賞2着のペルシアンナイトも出走予定だが、3歳のディープインパクト産駒がいる以上そこから入りたい。 サトノアレスは一昨年の勝ち馬ダノンプラチナ同様、前年の朝日杯FSの勝者である。東京マイルでもベゴニア賞を完勝していて、マイル戦では2戦2勝。函館記念の6着は距離を意識して構えすぎたのが敗因で、マイラーとしての評価を割り引く必要はまったくない。3か月の充電期間を挟んで乗り込みも入念。すでに古馬相手にも勝ち鞍があり、マイルの強豪相手でも54kgなら充分太刀打ちできるものと思う。 ペルシアンナイトは皐月賞の2着馬だが、パフォーマンスとしてはその前のアーリントンCの圧勝がインパクト大だった。3馬身差の2着に降したレッドアンシェル(NHKマイル4着)との力関係を見れば、3歳のマイラーとしてはトップランクの評価が必要だ。 イスラボニータは58kgを背負うのがネックだが、同様の状況だった昨年のこのレースでも2着していて自身は重い斤量を苦にしない。本番よりも前哨戦の軽いレースを得意とするタイプ。 エアスピネルは札幌記念でいい脚が長続きしない弱点を暴露して5着に敗れたが、癖を知り尽くした武豊騎手に戻ってのマイル戦ならば巻き返しは難しくないだろう。以下、悲願だった初重賞制覇を達成して勢いに乗るグランシルク、このレースに強いディープインパクト産駒ガリバルディ、キレ味鋭い3歳馬でレース質が向くレッドアンシェル。
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※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
マイルチャンピオンシップへの前哨戦として、1着馬には優先出走権が与えられる。2011年のエイシンアポロンと2014年のダノンシャークは、富士SをステップにマイルCSを勝利しており、かつて本番ではほとんど用無しとされていた頃を思えば、重要度が格段に高まった。
リアルインパクト、ロゴタイプ、イスラボニータというG1勝ちのあるビッグネームが毎年のように登場するようになったのと反比例して、頭数が集まりにくくなったことも事実だ。昨年までの4年間は続けてフルゲート割れして、今年も特別登録の段階で15頭。その影響で、レースの質も以前とは変わってきた。
1.瞬発力勝負で軽量馬有利
スピードタイプが翌週のスワンSに向かうこともあってペースが緩みやすく、最近ではレース上がりの3Fが34秒前後で推移している。スローの瞬発力勝負は斤量が軽い馬に有利になるのが大原則だ。といっても牝馬は前週の府中牝馬Sに回ることが多く、ほとんどは3歳馬ということになる。過去10年このレースで最多の4勝を挙げているのが3歳馬で、レース上がりが速くなった近年では6年で3勝と良績が集中している。
2.中距離からの距離短縮組も互角
昨年などは良馬場で決着時計が1分34秒台だったように、この時期のマイル戦にしては時計勝負になりにくいのが特徴。マイル戦の流れに慣れていることはそれほど重要ではなく、一昨年は皐月賞以来の臨戦だったダノンプラチナが勝利しているし、2014年はセントライト記念から臨んだステファノスが勝利。中距離のゆったりした流れに慣れた馬でも問題なく勝負になる。
3.なにはともあれディープインパクト
このレースに出走したディープインパクト産駒の全成績は[3-3-1-5]。半数が連対する驚異的な数字を残している。先々週の毎日王冠で上位3頭を独占したことからもわかるように、スローのワンターン戦はディープインパクト産駒がもっとも得意とする条件である。内容を精査すると、一昨年の勝ち馬ダノンプラチナは4番人気で、2013年の2着馬リアルインパクトは9番人気だったから、けっして人気馬だけで数字を稼いでいるわけではない。
安田記念で1、2番人気に支持されたイスラボニータ、エアスピネル、皐月賞2着のペルシアンナイトも出走予定だが、3歳のディープインパクト産駒がいる以上そこから入りたい。
サトノアレスは一昨年の勝ち馬ダノンプラチナ同様、前年の朝日杯FSの勝者である。東京マイルでもベゴニア賞を完勝していて、マイル戦では2戦2勝。函館記念の6着は距離を意識して構えすぎたのが敗因で、マイラーとしての評価を割り引く必要はまったくない。3か月の充電期間を挟んで乗り込みも入念。すでに古馬相手にも勝ち鞍があり、マイルの強豪相手でも54kgなら充分太刀打ちできるものと思う。
ペルシアンナイトは皐月賞の2着馬だが、パフォーマンスとしてはその前のアーリントンCの圧勝がインパクト大だった。3馬身差の2着に降したレッドアンシェル(NHKマイル4着)との力関係を見れば、3歳のマイラーとしてはトップランクの評価が必要だ。
イスラボニータは58kgを背負うのがネックだが、同様の状況だった昨年のこのレースでも2着していて自身は重い斤量を苦にしない。本番よりも前哨戦の軽いレースを得意とするタイプ。
エアスピネルは札幌記念でいい脚が長続きしない弱点を暴露して5着に敗れたが、癖を知り尽くした武豊騎手に戻ってのマイル戦ならば巻き返しは難しくないだろう。以下、悲願だった初重賞制覇を達成して勢いに乗るグランシルク、このレースに強いディープインパクト産駒ガリバルディ、キレ味鋭い3歳馬でレース質が向くレッドアンシェル。