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　◎ホウオウパフュームは｢ハーツクライ×キングマンボ｣という組み合わせで、母マチカネタマカズラはクイーンC(G3)3着馬。｢ハーツクライ×キングマンボ｣はツルマルレオン(北九州記念)、ディアマイダーリン(Jpn3クイーン賞･船橋ダ1800m)、コウエイオトメ(日経新春杯-4着)と、芝･ダート、距離の長短を問わずさまざまな活躍馬を出している。

　本馬は母方に重厚なサドラーズウェルズを抱えているので、上記3頭のなかではコウエイオトメに近い。コウエイオトメは芝中長距離で道中脚を溜めると鋭い決め手を発揮したが、本馬も同様で、前走の寒竹賞(500万下･中山芝2000m)は最後方から1頭だけ違う脚いろで豪快に突き抜け、牡馬相手に2馬身差をつけた。中山で勝ったといっても本質的には直線の長い東京向き。オークスに出走できれば勝ち負けに持ち込めるだけの器だと思われる。休み明けの今回は、速いペースになりそうもないのでこの馬の決め手が活きるはず。