08/13(日) 新潟 芝1600 サラ3歳上オープン (国際)(特指)別定
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◎ 13番 マイネルハニー○ 11番 ヤングマンパワー▲ 3番 マルターズアポジー☆ 6番 メートルダール△ 4番 トーセンデューク△ 10番 ダノンリバティ△ 15番 ウインガニオン
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 真夏の高速マイル重賞。サマーマイルシリーズが創設されてからはその第2戦としての位置づけもありますが、全3レースのなかで別定重量戦は関屋記念だけ。当然、出走メンバーのレベルも一番高くなります。過去10年の連対馬を見ても、クラレント、ダノンシャーク、ドナウブルー、ジャスタウェイ、スマイルジャック、カンパニーなど、GIでも好勝負できるような名マイラーの名前が並んでいます。他の2戦とは別格の位置づけにあるレースです。 1.格がものを言う 過去10年の勝ち馬のなかで、このレースが初の重賞制覇だったのは2010年のレッツゴーキリシマ一頭だけ。この馬もGI朝日杯2着をはじめとして、再三重賞での好走歴がありました。実績馬に有利な別定条件に加えて、各馬が能力を発揮しやすいコース形態、綺麗な馬場での高速決着と、実績馬に有利な条件が揃っています。他の夏のローカル重賞とは違って、上り馬の勢いが通用しにくいレースであることには注意が必要です。 2.中距離適性に要注目 長いゴール前直線でのキレ味勝負を意識するため、前半はゆったりした流れになることが通例です。忙しいマイル戦よりは中距離戦に近いラップ推移になるため、より長い距離で実績を残した馬が力量を発揮しやすいようです。2014年の勝ち馬クラレントはエプソムCの勝ち馬で、2011年のレインボーペガサスはきさらぎ賞、2009年のスマイルジャックはスプリングS勝ちにダービー2着。 3.決め手勝負型は苦戦 日本一の長い直線を誇る新潟外回りということで、決め手比べがイメージされてしまいますが、キレ味に秀でた決め手勝負タイプは、じつはこのレースでは苦戦を強いられています。上がり3Fがメンバー中3位以内だった馬の勝利は、2009年のスマイルジャックが最後で、その後世界を制するジャスタウェイでも2着(2013年)、昨年のマジックタイムも3着に終わっています。 重賞勝ち馬はウインガニオン(中京記念)、ウキヨノカゼ(キーンランドC、福島牝馬S)、クラリティスカイ(NHKマイルC、いちょうS)、ダノンプラチナ(朝日杯FS、富士S)、マイネルハニー(チャレンジC)、マルターズアポジー(福島記念、小倉大賞典)、ヤングマンパワー(アーリントンC、関屋記念、富士S)、ロードクエスト(京成杯AH、新潟2歳S)、ロサギガンティア(阪神C、スプリングS)。合計9頭で、特別登録馬の過半数を占めます。GIで勝ち負けになるようなクラスは不在ですが、例年以上に粒ぞろいの好メンバーと言えます。勝ち負けのハードルも高めに設定すべきでしょう。 ただし、これらの中で中距離実績、非決め手勝負型という条件をクリアーするのは数多くなく、じつは2頭だけ。そのうちの1頭、マイネルハニーが馬券の中心になります。前走の福島テレビOPは、少頭数のスローペースで勝ち馬のキレ味に屈した形。キレ味よりもしぶとさが要求される関屋記念は合っているはずです。チャレンジC1着、エプソムC3着と、ワンターンのコース形態のほうが安定感がありますし、先行馬が揃ったことである程度隊列が伸びそうなのもこの馬向き。 ヤングマンパワーは一昨年3着、昨年2着と関屋記念は大得意。今年は一段階グレードアップして、前走安田記念からのステップになります。その安田記念は、外枠からハイペースを果敢に追走してのもので、大敗も致し方ないところ。得意の新潟コースなら一変が期待できます。マルターズアポジーは中距離路線からの転身ですが、マイルにも実績がありますし、ダッシュ力はこのメンバーでもナンバーワン。前走は折り合いを欠いたこともありますが、完調手前だったことも事実で、大型馬の叩き2走目で順当に良化が計算できます。 メートルダールは不器用な追い込み馬のイメージがありますが、デムーロ騎手が乗ると早めに動ける馬で、継続騎乗になるのはなによりです。京成杯3着、共同通信杯3着と中距離実績は申し分なく、高速レースに対応できるかがカギ。ウインガニオンは関屋記念とは相性が最悪の「中京記念好走馬」ですが、3走前には当コースの谷川岳Sも勝利しており、コース適性は問題ありません。絶好調の勢いでネガティブデータを覆せるか。 ダノンリバティは昨年の2着馬。中京記念5着からの臨戦も昨年同様です。大型馬で叩き良化型でもあり、ダートも含めて新潟では[2-3-0-0]と崩れ知らずの新潟巧者。トーセンデュークはオープン昇級後は8着・8着と振るいませんが、内に詰まったり開幕週の大外枠を引いたりで、能力をすべて出し切っての結果ではありません。昨夏に強い勝ち方をした実績がある新潟コースでの一変に期待。
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※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
真夏の高速マイル重賞。サマーマイルシリーズが創設されてからはその第2戦としての位置づけもありますが、全3レースのなかで別定重量戦は関屋記念だけ。当然、出走メンバーのレベルも一番高くなります。過去10年の連対馬を見ても、クラレント、ダノンシャーク、ドナウブルー、ジャスタウェイ、スマイルジャック、カンパニーなど、GIでも好勝負できるような名マイラーの名前が並んでいます。他の2戦とは別格の位置づけにあるレースです。
1.格がものを言う
過去10年の勝ち馬のなかで、このレースが初の重賞制覇だったのは2010年のレッツゴーキリシマ一頭だけ。この馬もGI朝日杯2着をはじめとして、再三重賞での好走歴がありました。実績馬に有利な別定条件に加えて、各馬が能力を発揮しやすいコース形態、綺麗な馬場での高速決着と、実績馬に有利な条件が揃っています。他の夏のローカル重賞とは違って、上り馬の勢いが通用しにくいレースであることには注意が必要です。
2.中距離適性に要注目
長いゴール前直線でのキレ味勝負を意識するため、前半はゆったりした流れになることが通例です。忙しいマイル戦よりは中距離戦に近いラップ推移になるため、より長い距離で実績を残した馬が力量を発揮しやすいようです。2014年の勝ち馬クラレントはエプソムCの勝ち馬で、2011年のレインボーペガサスはきさらぎ賞、2009年のスマイルジャックはスプリングS勝ちにダービー2着。
3.決め手勝負型は苦戦
日本一の長い直線を誇る新潟外回りということで、決め手比べがイメージされてしまいますが、キレ味に秀でた決め手勝負タイプは、じつはこのレースでは苦戦を強いられています。上がり3Fがメンバー中3位以内だった馬の勝利は、2009年のスマイルジャックが最後で、その後世界を制するジャスタウェイでも2着(2013年)、昨年のマジックタイムも3着に終わっています。
重賞勝ち馬はウインガニオン(中京記念)、ウキヨノカゼ(キーンランドC、福島牝馬S)、クラリティスカイ(NHKマイルC、いちょうS)、ダノンプラチナ(朝日杯FS、富士S)、マイネルハニー(チャレンジC)、マルターズアポジー(福島記念、小倉大賞典)、ヤングマンパワー(アーリントンC、関屋記念、富士S)、ロードクエスト(京成杯AH、新潟2歳S)、ロサギガンティア(阪神C、スプリングS)。合計9頭で、特別登録馬の過半数を占めます。GIで勝ち負けになるようなクラスは不在ですが、例年以上に粒ぞろいの好メンバーと言えます。勝ち負けのハードルも高めに設定すべきでしょう。
ただし、これらの中で中距離実績、非決め手勝負型という条件をクリアーするのは数多くなく、じつは2頭だけ。そのうちの1頭、マイネルハニーが馬券の中心になります。前走の福島テレビOPは、少頭数のスローペースで勝ち馬のキレ味に屈した形。キレ味よりもしぶとさが要求される関屋記念は合っているはずです。チャレンジC1着、エプソムC3着と、ワンターンのコース形態のほうが安定感がありますし、先行馬が揃ったことである程度隊列が伸びそうなのもこの馬向き。
ヤングマンパワーは一昨年3着、昨年2着と関屋記念は大得意。今年は一段階グレードアップして、前走安田記念からのステップになります。その安田記念は、外枠からハイペースを果敢に追走してのもので、大敗も致し方ないところ。得意の新潟コースなら一変が期待できます。マルターズアポジーは中距離路線からの転身ですが、マイルにも実績がありますし、ダッシュ力はこのメンバーでもナンバーワン。前走は折り合いを欠いたこともありますが、完調手前だったことも事実で、大型馬の叩き2走目で順当に良化が計算できます。
メートルダールは不器用な追い込み馬のイメージがありますが、デムーロ騎手が乗ると早めに動ける馬で、継続騎乗になるのはなによりです。京成杯3着、共同通信杯3着と中距離実績は申し分なく、高速レースに対応できるかがカギ。ウインガニオンは関屋記念とは相性が最悪の「中京記念好走馬」ですが、3走前には当コースの谷川岳Sも勝利しており、コース適性は問題ありません。絶好調の勢いでネガティブデータを覆せるか。
ダノンリバティは昨年の2着馬。中京記念5着からの臨戦も昨年同様です。大型馬で叩き良化型でもあり、ダートも含めて新潟では[2-3-0-0]と崩れ知らずの新潟巧者。トーセンデュークはオープン昇級後は8着・8着と振るいませんが、内に詰まったり開幕週の大外枠を引いたりで、能力をすべて出し切っての結果ではありません。昨夏に強い勝ち方をした実績がある新潟コースでの一変に期待。