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　この時期の天気予報では、“熱中症にご注意ください”という予報士の声が聞かれぬ日がないほどだが、熱いのは人だけでない。先週の日曜は、天候は曇りでも福島は31℃、中京では34℃まで気温が上昇し、熱中症になった馬の話もチラホラ聞こえてきた。今週は更に気温上昇の予報もあり、状態面には細心の注意を払うべきだろう。

　◎には軽ハンデのタツゴウゲキを抜擢した。土曜の自己条件にダブル登録しながらの格上挑戦となるが、前走はひょっとすると秋には大きいところを勝てるかもしれないシルバーステートを相手に、よく踏ん張ってのコンマ2秒差なら評価できる。距離適性やハンデはもちろんだが、中一週でもキッチリ追えた体調の良さも後押しとなるだろう。

　相手は、夏場の重賞らしく実績よりも目下の状態を重視して、ヴォージュ、スズカデヴィアスを本線とする。ハンデを背負わされている実績馬たちはその次の評価で、穴にはソールインパクトとフェルメッツァを。人気の一角マルターズアポジーは、やはりハンデが気懸かりで、ここは敢えて目を引かずとした。