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　福島牝馬Sは難しい重賞だが、好走馬のうちかなりの割合は中山牝馬Sか愛知杯から来た馬で、ニューカマーがいきなり好走するというレースではない。ただ、他の牝馬重賞の人気・結果をそのまま予想に適用してよいのかどうかが難しいだけだ。

　中山牝馬Sがハンデ戦なので好走・凡走の理由を斤量に求める人もいるだろうが、斤量の理屈だけでは説明がつきづらい。むしろ前走から斤量増となる馬はここでよく走っているし、前走人気薄で好走してまだ信用されていない馬が、ここでまた走ったりもしている。

　ここは敢えて人気の◎クインズミラーグロに期待してみることにした。愛知杯と中山牝馬Sが53キロ・52キロで3着。今回54キロでは……となるところだが、前述したようにここでの斤量増は悪くない。昨年はもっと悪い着順からここへ来て54キロで5着。2着馬とは0.2秒差だった。いまの充実ぶりならば馬券圏内を期待して当然だ。ヒモ荒れを意識して、2頭目を絞り、3頭目を総流しという3連複でいく。