09/25(日) 阪神 芝2400 サラ3歳オープン (国際)牡・牝(指定)馬齢
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◎ 8番 ナムラシングン○ 14番 サトノダイヤモンド▲ 7番 エアスピネル☆ 12番 レッドエルディスト△ 2番 ジョルジュサンク△ 5番 カフジプリンス△ 11番 アグネスフォルテ
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 菊花賞に向けての最終トライアル競走。今年はセントライト記念に多くの実績馬が集結(重賞勝ち馬が4頭出走)したのに対し、こちらは2歳のマイル重賞勝ち馬を含めて3頭だけと、春の実績で見るならば両トライアルの立場が逆転してしまった印象です。 しかし、セントライト記念が小回り中山で行われるのに対して、こちらは阪神の外回りコースをぐるりと一周の2400m戦。距離が延長されてからの過去9年間で、菊花賞3着以内馬のうち約3分の2が神戸新聞杯に出走していました。菊花賞への足慣らしとして、最適なステップであることは依然として変わりありません。 1.スタミナが求められる 菊花賞へのステップレースにふさわしく、スタミナが問われるレースです。過去6年で1番人気に応えて勝利したのは、オルフェーヴル、ゴールドシップ、エピファネイア、ワンアンドオンリー。一方で、リアルスティール、エイシンフラッシュというキレ味やスピードを持ち味とするタイプは2着に敗れています。 2.ディープインパクト産駒が苦戦 上記のデータと関連しての結果かもしれませんが、このレースに出走したディープインパクト産駒は[0-2-3-11]と勝ち切れません。これは神戸新聞杯に限ったことではなく、阪神芝2400m自体をディープインパクト産駒は苦手にしていて(過去3年で勝率3.8%)、軽視できないデータです。 3.春の序列は絶対ではない 最近5年間でダービー出走組でワンツーしたことは2回だけ。昨年は準オープンを勝って臨んだリアファルが勝ち、一昨年は1000万条件からの臨戦のトーホウジャッカルがタイム差なしの3着、2013年も1000万勝ちのマジェスティハーツが2着と、ここ数年はダービー不出走馬が確実に勝ち負けに絡んできています。 皐月賞3着、ダービー2着のサトノダイヤモンドが断然人気を集めることになりそう。ダービーは落鉄しながらの2着で、勝っていても不思議ない内容でした。しかし、このレースで不振のディープインパクト産駒ということは気になりますし、キレすぎるほどの末脚を見ると、本質がステイヤーなのかという点にも疑問が残ります。 ここはナムラシングンに注目。わざわざ東京に輸送して芝2000mの未勝利を勝ったように、長い直線と長い距離を求めている馬。春はなかなか適条件を使えませんでしたが、強引に捲っていく不格好な競馬になった皐月賞でもサトノダイヤモンドとは0.4秒差ですから、悪くありません。距離が長くなれば、と期待を持てる内容でした。 今回はようやく使える「長い直線と長い距離」。これまで通算で8戦3勝ですが、直線が長いコースに限れば2戦2勝で、いずれも完勝でした。ダービー以来の馬たちに対しては一度使われている強みもありますし、相性がいい池添謙一騎手とのコンビが復活するのもプラス材料です。 エアスピネルは朝日杯以来連対がありませんが、皐月賞やダービーでも早めの競馬から勝ち負けに加わっての小差の4着ですから、世代上位の力量の持ち主です。この距離にも問題はなく、立ち回りの上手さを考えれば大きく崩れる場面は想像できません。 レッドエルディストは年明けデビューからダービーまで駒を進めた未完の大器。競馬ぶりに不器用さは残りますが、末脚は確実です。使われてからの方が良さそうなタイプですが、素質の高さは明白で、菊花賞本番も含めて注目。 先行力があって長く脚を使えるアグネスフォルテ、阿寒湖特別を圧勝したカフジプリンス、器用さがあって距離延長も歓迎のジョルジュサンクが押さえ。
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※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
菊花賞に向けての最終トライアル競走。今年はセントライト記念に多くの実績馬が集結(重賞勝ち馬が4頭出走)したのに対し、こちらは2歳のマイル重賞勝ち馬を含めて3頭だけと、春の実績で見るならば両トライアルの立場が逆転してしまった印象です。
しかし、セントライト記念が小回り中山で行われるのに対して、こちらは阪神の外回りコースをぐるりと一周の2400m戦。距離が延長されてからの過去9年間で、菊花賞3着以内馬のうち約3分の2が神戸新聞杯に出走していました。菊花賞への足慣らしとして、最適なステップであることは依然として変わりありません。
1.スタミナが求められる
菊花賞へのステップレースにふさわしく、スタミナが問われるレースです。過去6年で1番人気に応えて勝利したのは、オルフェーヴル、ゴールドシップ、エピファネイア、ワンアンドオンリー。一方で、リアルスティール、エイシンフラッシュというキレ味やスピードを持ち味とするタイプは2着に敗れています。
2.ディープインパクト産駒が苦戦
上記のデータと関連しての結果かもしれませんが、このレースに出走したディープインパクト産駒は[0-2-3-11]と勝ち切れません。これは神戸新聞杯に限ったことではなく、阪神芝2400m自体をディープインパクト産駒は苦手にしていて(過去3年で勝率3.8%)、軽視できないデータです。
3.春の序列は絶対ではない
最近5年間でダービー出走組でワンツーしたことは2回だけ。昨年は準オープンを勝って臨んだリアファルが勝ち、一昨年は1000万条件からの臨戦のトーホウジャッカルがタイム差なしの3着、2013年も1000万勝ちのマジェスティハーツが2着と、ここ数年はダービー不出走馬が確実に勝ち負けに絡んできています。
皐月賞3着、ダービー2着のサトノダイヤモンドが断然人気を集めることになりそう。ダービーは落鉄しながらの2着で、勝っていても不思議ない内容でした。しかし、このレースで不振のディープインパクト産駒ということは気になりますし、キレすぎるほどの末脚を見ると、本質がステイヤーなのかという点にも疑問が残ります。
ここはナムラシングンに注目。わざわざ東京に輸送して芝2000mの未勝利を勝ったように、長い直線と長い距離を求めている馬。春はなかなか適条件を使えませんでしたが、強引に捲っていく不格好な競馬になった皐月賞でもサトノダイヤモンドとは0.4秒差ですから、悪くありません。距離が長くなれば、と期待を持てる内容でした。
今回はようやく使える「長い直線と長い距離」。これまで通算で8戦3勝ですが、直線が長いコースに限れば2戦2勝で、いずれも完勝でした。ダービー以来の馬たちに対しては一度使われている強みもありますし、相性がいい池添謙一騎手とのコンビが復活するのもプラス材料です。
エアスピネルは朝日杯以来連対がありませんが、皐月賞やダービーでも早めの競馬から勝ち負けに加わっての小差の4着ですから、世代上位の力量の持ち主です。この距離にも問題はなく、立ち回りの上手さを考えれば大きく崩れる場面は想像できません。
レッドエルディストは年明けデビューからダービーまで駒を進めた未完の大器。競馬ぶりに不器用さは残りますが、末脚は確実です。使われてからの方が良さそうなタイプですが、素質の高さは明白で、菊花賞本番も含めて注目。
先行力があって長く脚を使えるアグネスフォルテ、阿寒湖特別を圧勝したカフジプリンス、器用さがあって距離延長も歓迎のジョルジュサンクが押さえ。