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【上昇一途】シャルールは、目下3連勝。二走前の北大路特別の1分46秒5という時計も質が高かったが、初音Sは前半1000mが57秒7-マイル通過・1分34秒0というHラップを好位追走。レースの上がりを2秒1も上回る、目の覚めるような健脚を繰り出し、走破タイムは1分45秒8。開催は異なるものの、昨秋の府中牝馬Sより0秒5も速く、毎日王冠とは0秒2差というHレベル。中京-京都-東京と、馬場やコースを問わずV3、前走で重賞突破の記録的根拠も整った。

　当面の目標はハピネスダンサー。中山牝馬Sは前半5Fが1分3秒7というスロー。外から寄せられ馬群に押し込められ、持ち前のスピードを封じ込められてしまった。しかし、京都の1800-2000mで上がり33秒台の脚が使える馬。初コースになるが福島1800mはベスト条件にかわり得る。アルマディヴァンは、前年の福島牝馬S6着馬。坂コースの中山牝馬Sを先行策で4着は収穫。

　小倉2000mに1分59秒台の勝ち鞍がある、ウインリバティには、前走を度外視した思い切った大逃げがある。中山牝馬S3着のメイショウスザンナも、元々は平坦向きのローカル巧者だ。リーサルウェポンは愛知杯2着と大駈けあり。