バルダッサーレは強いが、ベスト条件ではない。好走条件が揃った人気薄の馬を狙う!
<展開>
逃げたいのは、ニシノラピートだけなので主張してハナ。
その外から、ジョワラルム、ムサシキングオーが続いて、その後ろにコパノリスボン、ラーゴブルー、スタートを出たらサブノジュニアあたりも追走。
逃げ馬はあっさり決まりそうだが、好位勢が頭数の割にいるので、平均ペースを想定。
<予想>
本命は、ムサシキングオー
前走は、唯でさえ行き脚がそこまで速くないのに、スタートで滑ってしまって前に行ききれず。
3コーナーに入る少し前のペースアップでも、内で動けずに位置を悪くして、直線に入るところでやっと外へ。
直線の後半になって浮上してきての0.8秒差6着。
内枠、スタートを失敗、ペースアップの時に動けずと悪いところが全部でたようなレース。
この馬は、前の位置で持続力を生かして長くいい脚を使うタイプ。
1600mだとテンの脚がそこまで速くないので、被されずにじわっと出して行ける外枠は理想。
今回はオープン特別で相手が楽になり、大外枠の大井1600mで力が出せる条件。
近走は、川崎マイラーズで、ウェイトアンドシー、オメガヴェンデッタに少し離されたが3着。
京成盃グランドマイラーズでは、前が速かったので少し消極的な騎乗だったが、直線じわじわ伸びて3着争いに加わってのオメガヴェンデッタにハナ差で、ウェイトアンドシーに先着。
重賞でも馬券圏内争いできる走りを見せているので、9歳馬だが大きな衰えはない。
条件が揃っているこのレースなら、前にしっかり出して行きさえすれば結果は出せると考えて期待する。
対抗は、バルダッサーレ
前走は、出たなりで出して行って、中団やや前の外から追走。
3コーナーに入る前から進出して、ヒガシウィルウィンの進出について行ったが、差が縮まらないまま2着。
ペースが落ち着いて一団だったことで、3〜4コーナーで3頭分外を走るしかなく、前も止まらずで、展開不向き&外追走不利。
今回もニシノラピートの逃げだが、1400mから参戦の馬がいて、騎手も的場騎手に変わり、前走よりペースは流れる可能性が高い。
そうなれば最内枠で前半はロスなく走って、向正面から直線に入るまでにスムーズに外に出せれば、長くいい脚を生かして差し切れていい。
逆に外に出さずに直線に入ってしまうと、捌くロスが出て仕掛けも遅れるので、長所を生かせなくなる。
そもそもが、外回りの方が東京で勝てるくらいの長くいい脚が生きるので、2走前に勝ってはいるが内回りでは積極的には狙いにくい。
単穴は、コパノリスボン
前走は、スタートで1馬身ほど出遅れたが、大井1400mの最内枠だったので少し出して好位内から追走。
やや抑え気味に追走して、直線で外に出して追い出すと突き抜けて3.1/2馬身差完勝。
1000mからの距離延長だったが、折り合って危なげのない勝利だった。
今回は、さらに距離が伸びて1600mになり、1周コースに対応できるかが課題。
中央では、1200〜1400mで結果を出してきて、1600万下の中山1200mを前で粘って3着があり、ペースが流れる流れは問題ない。
1600m以上は、3歳時のレパードS(新潟1800m)しか経験がなく、その時はブービーの12着。
惨敗だがケイティブレイブの速いペースでの逃げを、4コーナーで2番手にいたので仕方ない惨敗ではある。
このメンバーでの1600mなら好位内でじっとして追走すれば、対応できる可能性はあると考えてこの評価。
4番手は、ニシノラピート
前走は、ハナを取りに行かずに、2番手で追走しようとしたら、外からオメガヴェンデッタが前にいて4番手から追走。
3コーナーに入る前のペースアップでかなり手が動いて何とかついて行っていたが、直線に入って差されての9着。
この馬は、前に行って持続力を生かして好走するタイプ。
コーナーで緩む川崎は適性に合わず、2番手も取れていないで前を追う形では、当然結果は出ない。
大井1600mは、一定ラップになり持続力が問われる条件なので、力は出せる条件。
サンタアニタトロフィーでは、主張してハナを取ってマイペースで逃げて3着。
武蔵のオープンでも、やや速めのペースで逃げてバルダッサーレの0.5秒差3着。
牡馬相手でも、逃げる競馬ができれば戦えている。
ここは主張すればハナが取れる相手で、騎手も積極的に出して行く的場騎手に戻る。
直線に先頭で入れたらそのまま粘って馬券圏内争いに加われていい。
5番手は、ラーゴブルー
前走は、軽く出して行って、逃げ馬の後ろの4番手から追走。
直線に入るところで、逃げ馬の外に出してあっさり交わして完勝。
弱い相手にロスなく完璧な競馬をしたら、あの結果になるのは普通。
大井内回りで勝ったが、牝馬限定でペースは遅い。
ティアラCでは、少しで遅れて位置取りが悪くなたっとはいえ、逃げて脚が止まっていたコスモフットライトを捕らえられず。
川崎で4連勝で来ているところや、浦和でも高速馬場でラスト1F0.5秒加速する流れだったしらさぎ賞を好位から押し切っていることから、少し緩めのペースの方が期待できる。
大井内回りで、ペースが流れて持続力の重要度が上がると、この相手では直線伸びない可能性が高い。
スタートさえ失敗しなければ、逃げ馬の後ろの位置は取れそうなので、ニシノラピートの逃げるペース次第で残り目があってもというくらい。
能力なら上位のサブノジュニアは消し。
前走は、地方交流重賞の東京スプリントで4着と頑張ったが、今回は条件が悪い。
1600mは勝ってはいるが、出遅れて弱い相手だから早めに進出して勝てたという内容。
このレベルでの、1600mは期待できない。
それに加え、休み明けで、出遅れ癖もひどくなっている。
勝負度的にも、条件が合わないここで仕上げてくるわけもない。