現在までに2連勝以上している馬が4頭もいるというこのレース。実力伯仲の印象が強いが、その中でもサブノジュニアが頭一つ抜け出ている印象が強い。

勝ち上がりこそデビュー5戦目と時間がかかったが、それ以降は［3・0・1・0］と圧倒的。以前まではハナにこだわりすぎるきらいがあったが、前走のマーガレット特別では意図的にハナに立たずに5番手追走から差し切るという内容。本来の逃げにこだわらなかったにもかかわらず、2着のエースウィズを相手に1200m戦では珍しい5馬身差をつける圧勝劇を見せた。

サウスヴィグラス産駒らしいスピード豊かな短距離馬として今後も期待できる存在として本命に推して勝負としたい。

相手に挙げたのはフライングショット。門別から移籍緒戦となった全日本2歳優駿は12着に完敗したが、そこから仕切り直して3連勝を飾った。前走のパンジー特別で大井コースも経験済みというのも心強い。ただし、持ち時計の面で際立ったものがないだけにトップスプリンター同士の争いになると厳しいかもしれない。

以下、展開面のカギを握る存在となりそうなフェイム、堅実派なケンルファールらを加えたが、穴で面白そうなのはJRAからの移籍緒戦となるハタノオヌール。この馬もサブノジュニア同様にサウスヴィグラス産駒で、京都競馬場のダート1200mで逃げ勝った経験もある。ハナさえ奪えればしぶとい存在になりそうだ。