テーオーロイヤルがピークを迎えた。3000m以上の重賞は5戦3勝2着1回3着1回。連対を外したのは一昨年の天皇賞・春3着だけだ。昨年暮れから3000m以上に3戦連続で出走して結果を出している。近年あまり見られなくなったたたき上げのステイヤーだ。圧巻は前走阪神大賞典。5馬身差の圧勝だがラップもすごい。前半スローとはいえロングスパートを決めて後半1000mは57秒9。3000m以上の重賞で57秒台で上がったのは6頭目で、過去5頭はすべてGI馬だ。名馬の域の歴史的パフォーマンスを見せた疲れが残るどころか、状態はさらに上向きで生涯最高に仕上がった。タフなスタミナ勝負に持ち込んで圧倒したい。
　ドゥレッツァは菊花賞のパフォーマンスだけならオルフェーヴル級だ。金鯱賞2着は少し離されすぎだが大きく崩れたわけではない。4歳牡馬のレベルは確かに疑問だがそれでもこの相手なら好勝負になる。ブローザホーンは長距離で切れ味を発揮できる強みがある。サリエラは長距離向き決め手上位。タスティエーラは状態面の上積みがある。距離向くシルヴァーソニック、力付けたワープスピードも圏内。馬券はテーオーロイヤルから馬連と3連複を買う。