阪神牝馬Sとは対照的に、中山芝1600mらしい締まった流れになることが多く、またキャリアの浅い3歳限定戦ということもあって、速めの追走ペースに対応できる実績持ちか、スプリント指向の強い馬に向くレースとなっている。

それを踏まえて穴馬の本命は◎サトミノキラリ。同馬は芝1200mで未勝利を脱し、2勝目は芝1400mという、スプリント指向の馬。それでいてマイルG1の朝日杯FSでは後方からレースを進めてメンバー中2位の上がりで勝ち馬と0.4秒差の競馬をしており、マイルへの対応力も見せた。

前走のファルコンSは直線でスペースをなくして不完全燃焼に終わっただけで参考外。

今回は不利とされる中山マイルの大外枠だが、以前から書いているように、差し・追い込み馬にとっては決して不利ではなく、むしろ好材料となることもお多く、同馬もこの枠なら2走前同様に後方から末脚に賭ける競馬一択で、色気を持って中途半端に前につける競馬を選択せずに済むメリットがある。

△ボンドガールの仕上がりが微妙なだけに、2走前だけ走れば勝ち負けになるメンバー構成。前走からの巻き返しに期待したい。