ラップギア・コース適性値【瞬6平4消0】に近い比率の馬が有利
枠 馬 馬名 【ラップギア】 瞬発指数
1 01 プロレタリアト 【瞬2平3消1】 097
2 02 サウンズオブアース 【瞬7平3消0】 108
2 03 シュヴァルグラン 【瞬7平3消1】 112
3 04 スマートレイアー 【瞬9平4消0】 121
3 05 ミッキーロケット 【瞬7平2消0】 115
4 06 ヒットザターゲット 【瞬3平7消2】 112
4 07 フェイムゲーム 【瞬6平2消0】 112
5 08 トーセンバジル 【瞬4平3消0】 101
5 09 アクションスター 【瞬5平1消0】 111
6 10 ラストインパクト 【瞬6平3消1】 114
6 11 バロンドゥフォール 【瞬4平2消1】 111
7 12 カレンミロティック 【瞬8平3消1】 090
7 13 ハッピーモーメント 【瞬8平2消0】 108
8 14 レコンダイト 【瞬3平5消0】 106
8 15 マキシマムドパリ 【瞬6平3消0】 110
G1前哨戦も大詰めとなる京都大賞典。近年はもっぱらG2・アルゼンチン共和国杯や、牝馬限定G2・エリザベス女王杯へ繋がるレースとなっていたG2だが、近年はラブリーデイとキタサンブラックがここから天皇賞(秋)とジャパンカップをそれぞれ制覇。どうだろう、今年のメンバーを見るかぎり、やっぱりアルゼンチン共和国杯やエリザベス女王杯に繋がるG2だと思われるのだが。
軸として最適なのは、G1では6戦【0-1-2-3】も、G2では4戦【2-2-0-0】の(3)シュヴァルグランなのだろうが、それでも本命は(4)スマートレイアー。同馬が瞬発力で勝負する馬ではないことは10戦目ぐらいで分かっていたのだが、その割には瞬発力を要さない速い流れになっても後方から差を詰めるだけ。これはどうしたものかと思っているうちに、なんとマイル戦の東京新聞杯を逃げ切り勝ち。でもそれは上手くスローに落とすことができたから〜なんて考えてたら、続く阪神牝馬Sはミドルペースで逃げ切り勝ち。
長らく謎の馬だと思っていたのだが、これはどうやら長距離の平坦馬ではないかと気づいたのがデビューから23戦目、香港ヴァーズでのことだった。2度のエリザベス女王杯(芝2200m)出走が10着と5着で、それが隠れ蓑になっていたということか。いや、気づいていていたとしてもエリザベス女王杯10着と5着なんだけど。
拙作・ラップギア理論にまとめられたところによると、“平坦馬”すなわち平坦ラップを得意とする馬は適性距離が短く、その多くは“マイル付近の±400m”ということになるのだが、その中にはゴールドシップやゴールドアクターなど、“長距離にかたよった平坦馬”というものも存在する。
それらにしても±400mのルールは変わらず、2200mや2500mでは強くとも3200mは適性外。さらには3000m級の平坦馬は2400mが適性外という、普通に考えれば厄介な存在になってくる。距離適性を気にしなくても良いのは平坦馬ではなく瞬発馬のほうだ。
(4)スマートレイアーが3000m級の平坦馬かどうかはまだ分からないのだが(2400mの平坦馬か3000mの平坦馬かは走ってみなければ現状の私には見分けがつかない)、少なくとも1600mよりは2400mの平坦馬であることは確かだと思う。いや、どうかな? 牝馬では本当に珍しい3000m級の平坦馬なのかも知れない。アドマイヤラピス(1994〜1998年に走っていた)以来の。その辺りはちょっと自信がないので、額は少し控えめに。積極的なレースができればイケルと思うのだが。